ドラマーのための音楽用語辞典
周辺環境事情編
器材車
【きざいしゃ】−ドラマーが主に器材を運搬するための車両をこのように呼称する。
マイクロバスを含めるかどうかの論議が80年代から今日まで続いているが、いまだに結論を見ていない。
まれに「メンバーの一人が所有するカローラ/ファミリアなどをバンド内で『器材車』と呼ぶ例があるが、これはあまりにも哀れを催すので控えるよう進言したい。
「ハイエース」「キャラバン」を一度も夢見ないドラマーは一人たりともいないはずである。ただしこの場合は「バンドで使用する」ことを前提としている。一人で所有し、バンドに貸借する心の広いドラマーもいるが、実態は「平時は不要に大きすぎてツブシが効かない」悩みを抱え持つ。バンド名などが書かれた車両であれば個人行動もままならない。ETC突き破りも即刻検挙されよう。
車両の選択時は、「4ナンバー」に限ることを肝に銘じたい。5ナンバーや3ナンバーを選択した場合、車内の快適性は保障されるが、その最後尾までラグジュアリーなシートがセットされているので、肝心な器材積載に不安が残る。
というか積め切れるわけがない。
どの道スタンドケースなどにより、積載スペースは1年を待たずずたずたの状況となるので、高級車は一切不要である。塗装会社のバンを貰い受けるなどの方法がもっとも推奨される。
なお器材車の仲間を付記しておきたい。
「キャリー」:2つのキャスターつき、「手で引っ張るやつ」通称「がらがら」である。1400円から、高級なもので4000円オーバーのものまで各種ある。最近では楽器屋でも売られる。首都圏などではこれを用いて公共交通機関を利用する姿が散見されるが、階段において辛苦の苦行を強いられる。場合によっては大怪我を招く危険性もある。
「ソリ」:北国冬季間で使用される。屋内に入った際、楽器の金属部分が汗をかいて後にさびたりしないよう細心の注意が求められる。ただしこれを利用するとほとんどのミュージシャンは自分がイヤになる。
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