ドラマーのための音楽用語辞典

周辺機器編

エフェクター

Guyatoneエフェクター楽音における装飾を施すための楽器用装置。

ギターにおいては一部ジャンルを除き、複数を使用するのが一般的である。そのうちの代表的な物を以下に紹介する。

ディストーション /もともときれいなギターの音をあえて「ひずませる」ための装置。小さなギターアンプでヴォリュームを全開にすると似たサウンドが実現できる。また、スピーカーのコーン紙を野蛮かつ適当に破くと同様にディストーションサウンドとなる。

もとは美しかったものをあえて歪んだ物にすることが表現として通用する、これは音楽に限らず日常生活周辺によく見受けられる。以下のような例がそれに当てはまる。

「1万回洗った後で出荷されるデニム素材衣料品」

「小娘の一部に流行のバカ丸出し化粧」

このような現場においては「君、それ歪んでるよ?」と指摘されたい。


コーラス /一般的には和音を指し示すことが多い名詞であるがギターエフェクトの場合は「うねる」「回る」と言った形容が最もあてはまる。ドップラー効果をシミュレートする装置とも言い換えられよう。バラードの演奏などにおいて、静かで優雅なアルペジオの際に多用される。

もっとも近い現象として「酩酊」を挙げる有識者が多数派を形成する。

したがって「飲んで酔ってふらふら」な状態とは、身体的にコーラスがかかっているといえなくもないのである。ただしこれが「もう歩けない」「うわごとが始まる」「笑った直後に泣き出す」となると「コーラス」の範囲から大きく逸脱し、「フランジャー」へと変貌する。したがって泥酔状態とは、身体的にフランジャーがかかっているとも言える。

コンプレッサー /楽器の原音に「サスティン」を増幅して加える装置。※サスティン=音が消える寸前あたりの音。伸びの部分。似て非なるものとして「エキサイター」があるが、これは倍音を強調する。

早い話が「音の底上げ」である。したがって以下の無機物はすべてコンプの範疇に含まれると断定せざるを得ない。

「シークレットシューズ」

「寄せてあげて」

「かつら」

上記のシステムに依存する人物に対しては「君、コンプかけすぎ」と指摘したい。

リミッター /音レベルの最も大きい信号を抑え、一定レベルにするための装置。ピッキングの音量バラつきを隠すためには必須のエフェクターである。

なお前記のコンプレッサーもリミッターも、ドラマーのレコーディング時にはこれでもかと使用される。嘆かわしい風潮ではあるが、現代では使用が常識である。

「一定レベルにそろえる」という主要な役割を考えた場合、以下の現象はすべて「リミッターかかっている」と言い換えられる。

「ラーメンの丼を見つめて目を閉じて、
思い切ってスープを残す40代男性」

「カツカレーと注文しかけてビーフカレーと
言いなおす30代会社員の精神」

「え?もう帰るの?あ、あはは、そ、そうだよね、うん、あはは送ってい・・・あ、、、いや、その」な若い男。

「あと5分歩けばトイレだ」としか脳裏に思い浮かばない、人間の尊厳にかかわるような緊急時の歩き方。


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