ドラマーのための音楽用語辞典

音楽ジャンル編

歌謡曲

ロックミュージシャンが根拠なく攻撃する対象のひとつ。

なお他の攻撃対象に「サラリーマン」「ストリートミュージシャン」「石原良純」などが挙げられる。

その一方で実はバンドマンにもひそかに愛されていたりもする。耳からカミソリピアスをぶら下げたハードコアパンクバンドのベーシストが、家で聞くのは中森明菜なのは公然の秘密である。

戦前戦後を通じて、日本人にとってもっとも心に残る音楽。時代を映す鏡であったが、現在は環境省によって1996年、絶滅危惧種に指定されるに至った。

本来なら「歌謡曲」と呼ぶにやぶさかでない音楽までもが今の時代では「J-POP」などと言う小奇麗な呼称が認知され、歌謡曲=ナツメロであるかのような印象さえある。

ロックバンドなどではメンバーの誰かが作曲し、ヴォーカリストが歌詞を書くのが一般的である。最近ではプロデュースさえも自前で行う。(ドラマーは創作活動にタッチしない、否、出来ない場合が多い)

それに対して歌謡曲の場合、作曲だけで身を立てている人間が曲を書き、歌詞のみで食っている人間が歌詞を書き、アレンジだけで、ミキシングだけで、プロデュースだけで名を売ってきた人間たちが寄ってたかって1曲を無理矢理トップレベルの音楽にしてしまう。

これはある意味で本当のプロフェッショナルによる最高レベルの音楽である。その反面、肝心な歌に関してははなはだ不安である場合が極めて多い。その突然変異的現象をスタートさせたのは浅田美代子/風吹ジュン/の「伝説の東西両横綱」であろう。人によっては田原俊彦を加えて「異次元歌唱三羽ガラス」と称することがあり、さらに一部地域では、ここに松本伊予を入れて「シュールレアリズム派四天王」と呼ばれている。

歌手と呼ばれる人間が歌唱力でドリフターズに負けると言う、とんでもない現実が違和感なく浸透しているのは憂慮を禁じえない。

なお、普段ロックを演奏しているドラマーが何かの機会に歌謡曲のような音楽を演奏すると、その表現しがたい難しさ自分の居場所がないような不安感などにさいなまれ、悪くすると自律神経失調から鬱病を呼び込む状況が厚生労働省から報告されている。年間12万人とも言われる行方不明者の中で5%前後はここに原因を見る説が有力である。


音楽ジャンル編 ・・・他記事

| ハードロック || ヘヴィーメタル || プログレ || パンク || ジャズ || ブルース || ソウル || ファンク || ラップ || サンバ |



sugi-g.net ホームに戻る