ドラマーのための音楽用語辞典
音楽ジャンル編
パンク
1、タイヤや風船など、空気を入れて使用する器具の破損
2、音楽の一分野
3、過飽和状態を表現する言語
この場合2を指し示す。
寝癖の頭のままが良いと言う、俄かには理解しがたい風習がある一派。また、衣服は破れている方が好ましいらしく、ジャンパーや新品Tシャツをわざと破いたりもする。それどころかその衣服にはチェーンや安全ピンが装着され、結果的に全然安全ではない。
「血」や「ケガ」を身にまとうことを好む。しかし自分が血を流すのは好きではないと見えてあらかじめ血のりを模したデザインの衣服も頻繁に利用される。
音楽を社会に置き換えた場合の「チンピラ」に相当する。
(その論例で言うとジャズは頑固な日本そば職人、ハードロックは日本高度成長期のビル建築士、ヘヴィーメタルは浅間山荘連合赤軍、クラッシックは私立大学教授、弾き語りは弁当宅配自営業者、プログレは研究熱心な余りノイローゼになり収容された脳外科患者、DTMは体脂肪率64%のニート浪人生などという結論が導き出される)
最も判りやすいパンクの意義とは、以下のようなものである。
「大人なんてくたばれっ」「先生なんて死んじまえっ」「政治家なんてブタばっかりだっ」
これらを言い換えると以下のような本音が見える
「やりたくありません」「言うことを聞きたくありません」「言ってる意味がよくわかりません」
誰もが通過する一里塚であり、「では自分自身はどうなのか」の客観的視点が抜け落ちたまま過ごしてしまう青春期の羞恥に実によく符合する音楽形態である。
自己主張の強さが(ただし他者への否定)招いてか、とにかくやたらとケンカっ早い共通項が散見される。その攻撃性は時として自分へと向けられ、ステージ上において意味もなく流血する一派も存在する。なおこの場合、楽屋では「いてーよいてーよ」などと泣く。前もって包帯などを用意する確信犯も少数ながら確認される。
これまで見てきたように、一部の例外を除いては純音楽的に見るべきものはかなり少ない。
音楽的に進歩すると「ザ・ジャム」から「スタイルカウンシル」へと至り最終的にその過去を自ら抹消しようとする風潮が見られる。さらにこのあたりで寝癖の髪型もしっかりと修正されている。
しかしながら「稚拙と同列のエネルギー」「無鉄砲と並行する純粋な反発」は若者の特権であり大人がやっても絶対にサマにならない。40超えてピストルズのマネとか、ほとんどありえない悪夢である。
ドラマーとしてみた場合、極力稚拙に演奏するか、または「技術が足りない状況」を演じることが求められる。なお、その際も絶対に寝癖は直してはならない。機材にこだわるのも禁止である。スティックなど折れていても気にせず、シンバルは割れていても構わないという態度が望ましい。
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