ドラマーのための音楽用語辞典
音楽用語編
フィルイン
ミュージシャンの間で一般的には「おかず」と称される。ドラムがここ一番で目立つ場所にして、センスや技量が問われるようなドラムにおける装飾音符を指し示す。長さやパターンは無限であって4小節全てフィルインもありえるし、4分音符1拍分の場合もある。
その役割を大別すると概ね2大派閥の形成を見ることが出来る。
1、曲の流れを順調にするための言わば「えんやとっと」
2、場面の急転を予感させるための言わば「せーの」
それ以外にも「それってどして?」
「あ、そう言えば」
「静かにっ!・・・聞いてみろ」
「そして急いで口で吸え」
「あたし・・・実はあなたを・・・うふ」
「国民に問いたい」
「小さな前へならえ」
「全体ぃぃぃ止まれっざっざっ」等々、フィルインによって音楽に欠かせない状況描写や感情表現を補助するのである。
タムで色々なショットを使用する事と捉えられがちであるが、以下の演奏も使う場所によっては立派なフィルインである。
1、メンバー全員8分、ドラマーだけ1拍16分シンバル突っ込み。
2、ずっと全拍イーブンビートキープ、突如1拍だけ抜く。
すなわち「曲にアクセントを生じさせるドラムでの音楽表現」の一種がフィルインであると拡大解釈も出来よう。すなわち「抜く」フィルもありえる。
言語表現に置き換えると「接続詞」や「感嘆符」はもちろんのこと、「序文」とも言える様な場合さえある。(例:スターゲイザーのイントロPU)
このように見てくると日常生活においてフィルインを感じさせるようなアクセントを自ら演出することも可能になってくる。例を挙げる。
・Tシャツの中にランニングシャツ
・濃紺スーツにアタッシュケースでミッフィーちゃん手帳。
・白衣に聴診器で文金高島田
・ギターケースから取り出す桃屋ごはんですよ
いずれにせよ音楽のみならず生活の潤滑油に欠かせないのがドラミングにおけるフィルインであると結論付けられよう。
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